東京・飯田橋で業務があり、鰻屋を訪問することに。時間がもう少しあれば、20代前半の頃背伸びをして訪問した鰻の名店、石ばしやはし本を久しぶりに訪問したかったが、両店とも料理が出るまで時間がかかるので、今回は飯田橋にある名店にすることにした。飯田橋から神楽坂方面へ行くと、以前訪問した志満金もある。
周囲はリーズナブル感があるランチのお店が結構あるのですが、ここだけ高級感が漂っている感じ。静岡吉田産のうなぎを取り扱う、川勢さんに。ここも蒸す時間など入れたら30分以上かかるので、事前に電話予約。滑り込みでどうにか予約できました。
ランチ限定うな重は3000円で、うなぎの量と質で値段が。松で3600円、特上5400円、中入重はなんと7000。極上の日本酒かワインを飲みながら頂きたくなる価格だ。今日は電話で3600円のを予約しておきました。
江戸前鰻に期待できそうなコメントですねぇ。
店内は地下へ下った先にあります。テーブル席は26席と書いてあるが障子の手前には16席しか確認できなかった。
うなぎまでだいぶ時間がありそうなので、本当は日本酒といきたいところだが、うなぎの骨を注文(300円)にポリポリすることにした。だいぶ味が濃くついた骨だこと、全部食べれないので持ち帰りをお願いした。聞いたところ社外製造品とのこと。
ポリポリだけでは辛いので、野菜の炊きあわせ700円を注文。更に日本酒が欲しくなった。
ようやくお重が到着しました。嬉しい瞬間。
オープン。お重は結構うすいのですが、あげ底ではないのですね。
焼き目は比較的薄めで、きれいにタレがのった照りのある綺麗な鰻ですね。さすが静岡吉田産。見ただけでヨダレが出そうになります。
肝吸い
ウナギの表面は薄い面がカリッとして、中はフワトロ食感。うーん、江戸前だ。タレの味も上品な甘さとコクがブレンドされた感じで、いくらでもご飯も鰻も食べれそうな味。これはかなり上の部類に入る鰻の完成度。
ご飯は最初少ないかと思ったら、あげ底でない分結構な量がありました。全部食べ切りましたがお腹がいっぱいになりました。山椒の質も高く、ぱらっと振り掛けると一層食欲が引き出されます。しかし山椒なしでもここの鰻はご飯とうなぎのバランスがいいので、山椒のことを忘れてしまいます。
ウナギのふたに、宮川と書いてあったので聞いてみたら、四ツ谷の宮川本店とは姉妹店だとか。お重をいただかれたのでしょうか。いずれにせよ、美味しい鰻を有難うございました。(TT)