DINING EXPRESS ■あごだしラーメン「大気圏」　長崎県・生月島

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■あごだしラーメン「大気圏」　長崎県・生月島 [ラーメン情報]

あごだしラーメン　600円

あごとは？
長崎県・五島地方では飛魚（とびうお）のことを「あご」と呼びます。9月末より10月にかけて五島列島上五島灘に北西の季節風と同時に飛魚の群れが舞込んできます。この飛魚を取れたてのまま炭火で焼いて天日に干し数日乾燥したものが「焼きあご」です。旨みがでる「だし」として大変人気があります。

生月（いきつき）町
長崎県の西端、平戸島の更に西、大橋でつながっている生月町は「あご」が名産です。人口8千人弱のこの町は佐世保から車で約１時間半、平戸市中心部からも30分ほどかかります。

あごだしラーメン
あごでだしをとったラーメンで有名なのが、生月島の平戸島寄りにある「大気圏」です。以前は長崎市内にも店舗がありましたが、現在は生月島の本店のみです。あごでだしをとったスープに魅了されて何度もここまで通う人も多いとか。実は「あごだしラーメン」という名称は平成9年に大気圏さんから商標登録（第３２９８１７４号）されていて、勝手に使うことはできません。他では、「あごラーメン」「あごつゆラーメン」などと呼ばれていることも。

綺麗に透き通ったスープ

あごだしラーメンの特徴
具は、モヤシ、シナチク、ネギ、ナルト、刻み昆布と普通の醤油ラーメンの具とあまり変わりはありませんが、透き通った薄茶色のあごだしスープが特徴です。あっさりしていますが、上品な味わいで、黄色のちじれ麺もシコシコしていて、麺を増量（＋160円）すればよかった、と思うほど美味しいです。福岡などからバイクツーリングで生月島まで来て、ラーメンを食べて帰る人が多いと聞いて納得しました。

あごだし海鮮ラーメン（1,150円）

あごだし海鮮ラーメン
えび・ホタテ・イカなどが入った豪華版の海鮮ラーメンを注文される方も多いです。写真は店舗のものを撮影したものです。
大気圏は生月鉄工所さんが経営されています。生月の観光振興の一助になればとあご（飛び魚）だしラーメン店「大気圏」を開店されたそうです。

大気圏さんは「レトルト」版のあごだしラーメン↓も販売されています。

塩俵の断崖

観光地としても
　生月は西海国立公園内に位置するだけあって景観も抜群。特に西側の大海に面した荒波は見ているだけで心洗われるよう。海沿いのサンセットドライブコースは交通量も少なく、快適なドライブコースです。（生月の観光名所）

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